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修正型通電療法(m-ECT)の実施について ご利用の皆様へ

修正型通電療法(m-ECT)の実施について

電気けいれん療法は、頭皮の上から通電し脳を電気的に刺激することによって脳内に発作を誘発し、切迫した精神的なあるいは感情的な障害を改善する治療法です。
世間では、電気ショック療法とも呼ばれている治療法です。
電気ショックと言っても全身麻酔によって完全に眠っている間に、麻酔科医と協力して、精神科医と看護師によって施行しますので、当院で実施しているものは、修正型(modified)を付け、m-ECTと呼んでいます。
電気けいれん療法は、うつ病、躁うつ病、統合失調症などの精神疾患に対して使われています。
薬物療法や精神療法などの治療法でどうしても効果が不十分であったときに検討される治療法になります。

副作用としては、血圧変化・徐脈・頻脈・不整脈・頭痛・健忘・躁転などがみられます。
脳に電気を流すため、電気けいれん療法後に一時的に健忘やもうろう状態となることもあります。重篤になることは稀ですが、このような副作用のため、電気けいれん療法施行中より、しばらくモニター(血圧や脈拍、脈波形などをはかる機械)を装着しておく必要があります。
副作用は時間が経てば改善することがほとんどですが、処置が終了し病棟に帰ったあとも、担当者が状態観察させていただきます。

当院では、入院患者様に実施しており、治療を希望される場合は入院が必要になります。
週に2回(火曜・金曜)午後から処置が始まります。お一人につき1クール10回ほどの実施となりますので、入院期間は1か月以上必要となります。

患者様・ご家族の方へ

修正型通電療法(m-ECT)に興味をお持ちの方、説明だけでも受けたいとお考えの方は、現在かかっている主治医の先生とご相談のうえ、紹介状をもらって来ていただくようお願いします。

初回受診時はご家族のみの相談も可能です。電話にてご予約ください。

お問い合わせ先
一般財団法人創精会 松山記念病院
担当:地域連携室
TEL:089-925-3394

紹介を希望される医療関係者の方へ

紹介をお考えになる患者様がいらっしゃいましたら、地域連携室までお問い合わせ下さい。

お問い合わせ先
一般財団法人創精会 松山記念病院 地域連携室
TEL:089-925-3394
FAX:089-925-3341