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理事長・院長挨拶 病院の紹介

ごあいさつ

 日頃より、松山記念病院をはじめとした当財団の運営へ格別のご高配を賜り、心より感謝申し上げます。
 理事長、院長として一言ご挨拶を申し上げます。

 当財団の運営する松山記念病院は、愛媛県内で唯一の精神科救急急性期病棟を有しており、「いつでも、安心して、入院できる病院」を理念に患者様の治療に積極的に取り組み、地域における精神科救急医療の基幹病院としての使命を果たしてまいりました。
 今後も、当院の強みである様々な専門機能(精神科救急治療、ECT、クロザリル、rTMS等の特定治療、児童思春期外来とリハビリテーション、アルコール依存症拠点医療機関、歯科及び身体合併症治療)を更に充実することで、引き続き多様な精神疾患への対応を実現し、地域の皆様のニーズに応えることのできる医療提供を進めてまいります。

 一方で、平成16年の精神保健福祉の改革ビジョンにより示された「入院医療から地域医療へ」という精神科医療を取り巻く大きな変化に対応するべく訪問看護等の地域事業の機能拡充やサービス強化に努めるなど、患者様の地域移行支援にも積極的に取り組んでまいりました。令和6年からの精神障害者にも対応した地域包括ケアシステムの稼働により、地域共生社会の実現に向けて、当財団でも更に患者様の地域定着支援や障害の有無に関わらず働く場の創設など新たな地域事業への参画に向けてチャレンジの時を迎えております。

 第8次医療計画に基づく5疾病6事業への対応に関しては、日本の国民病ともいえるメンタルヘルス問題や精神疾患への対応が、治療から予防へと変化しており、健康管理室を中心としてWell-beingの視点を取り入れた活動を進めてまいります。
 また、地域共生社会の実現に欠かせない「地域づくり・まちづくり」に関しましても、こころの健康・疾病の予防による参画とともに、当院が有する感染対策向上加算1の機能を活用して災害拠点精神科病院として地域防災の役割を担っていく所存です。

代表理事 木村 尚人
院  長 和氣 現人